お焚き上げ(どんと焼き、左義長とも)は古くより、 その年に飾った門松や 注連飾り、書き初めで書いた物を持ち寄って焼き、その火で焼いた餅を食したり、 注連飾りなどの灰を持ち帰り自宅の周囲にまくと、その年の病を除くと言われている 伝統行事でございますが、当社の鎮座する地域ではお焚き上げは野焼き(焚き火) として判断され行政により禁止されております。また当社周辺も戸建て住宅や集合住宅 が多く建設され、神社を取り巻く環境も大きく変わってまいりました。
また近年では神社とは関係のない家庭ゴミや仏壇などが人目のない夜間に黙って持ち込まれるといったルール違反も多く見受けられると共に、ダイオキシンといった有害物質による環境問題、また煙害や飛散した火の粉による類焼を防ぐといった総合的な観点、および上述の行政の指導に従いまして当社ではお焚き上げは行っておりません。
上述の通り、お焚き上げは行っておりませんが、古い守札(御札や御守)に関しましてはお受けしておりますので、下記にお示しさせていただきます。
◆お受けしている期間
12月25日~1月15日(午前9時より午後4時30分まで)
※古札類は初詣時ではなく、出来るだけ大晦日のお昼頃までにお持ち下さい
◆お受けしている場所
授与所(御社殿向かって左手前の建物)にてお受けしています
※境内への無断放置は、不法投棄となり犯罪です
◆お受け出来るもの(神社と関係のあるもの)
①当社を始め、神社で授与された守札の他、守護矢やかっこめ等の縁起物
※お焚き上げ料をお気持ちお納め下さい
②神棚や注連縄
※お焚き上げ料として、一千円以上お納め下さい
◆お受け出来ないもの(神社とは関係のないもの)
①寺院でお受けになられた守札や縁起物
※お受けになられた寺院へお返し下さい
②熊手やダルマ
※お受けになられた社寺や露天商へお返し下さい
③門松やお正月飾り
※行政の指導に従って処分なさって下さい
④人形、瀬戸物、紙類(古紙やダンボールなど)、金属、ガラス、その他
※行政の指導に従って処分なさって下さい
お焚き上げとは、 不必要となったものを処分することではなく、新年を新しい神様や仏様の御神徳が込められた守札にお守りいただくため、古い守札を社寺へお返しすると共に1年間お守り続けて下さったことを感謝するためのものですので、原則的に守札を受けてこられた社寺へお返しすることを心がけましょう。