皆さん、こんにちは。
7月(文月)に入り、平成29年も下半期が始まりました。
当社では、6/30日に上半期の罪・穢を祓い清める「夏越しの大祓」が、
そして7/2日(天候不順の為1日より順延)に「火」の有難さを再認識する「神燈祭」、
願いを短冊に込めて祈る「七夕まつり」がそれぞれ執り行われ、大勢の皆様にお出で戴きました。
七夕に皆さんは何をお願いされましたか?
今年の七夕(7日)は天候にも恵まれ彦星と織姫も楽しい時間を過ごしたことでしょう。
皆さんが今後とも無病息災にお過ごしになられますこと、また願いが成就致しますことを
心よりお祈り申し上げます。
さて本題に入らせて頂きますが、『季節を感じる御朱印』。今月の花の添え印は、
『百合(ユリ)』でございます。百合というと個人的には黄色や白を連想してしまう
のですが、百合の中でも日本特産の品種であり、ピンクが何とも可愛らしくキレイな
『姫小百合(ヒメサユリ)』です。
姫小百合は別名、乙女百合(オトメユリ)ともいい、可愛らしい名前とは裏腹に
宮城県南部、及び新潟県、福島県、山形県が県境を接する飯豊連峰、吾妻山、守門岳、
朝日連峰、周辺にしか群生していない貴重な植物で、野生種は環境省のレッドリストでは
準絶滅危惧(NT)、及び国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」ではEndangered (EN)に
指定されている絶滅危惧種であります。
花言葉 は、「飾らぬ美」、「純潔」、「私の心の姿」とあり、内面の美しさを
表現する言葉が当てられており、日本らしい「わび・さび」、そして「奥ゆかしさ」に
も通じているのではないでしょうか。
御朱印帳を見返したとき、姫小百合の添え印によって、「自然の大切さ」あるいは
「日本の精神文化の素晴らしさ」を感じ取って戴けたら幸甚です。
※書き手により社号の墨書の字体が異なりますので予めご了承下さい。